今日は、喋るのにも食べるのにも支障をきたしまくる、「口内炎」のおすすめ対策・裏技をお伝えします。
舌にできる炎症「舌炎」にも効果ありです。
特に「慢性的に口内炎ができる」「口内炎体質で悩んでいる」「口内炎が全然治らない」なんて人に、ぜひ読んでいただきたいです。
わたし自身、口内炎とお付き合いすること約20年。
いろいろ試したの結果、いまは出現頻度をかなり減らすことが出来ました。
おかげで、声優の仕事も続けられています。
たぶん、口内炎に現実的な効果がある方法に関してなら、そこらのお医者さんより詳しいんじゃないかな!
でも他サイトさんのように「口内炎はなぜできるのか?原因は?」とか不必要なことは書きません。
口内炎の原因は人それぞれですし、そんなことを知ったところで、わたしの口内炎はどうにもならなかったので…。
では、以下、口内炎の治し方・予防方法をご紹介していきますね!
不快な口内炎を撃退し、快適な生活を!
【目次】
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効果ないので、しない方がいいこと。
まず、ネットでよく見がちだけど、効果がないので避けたほうが良いことをまとめておきます。
ネットには「マジでこれちゃんと試したの?即効とか書いてあるわりに治らないんだけど?」って感じの適当なまとめ記事がゴロゴロあります。
鵜呑みにすると、逆に悪化して、より大変な痛みに耐えるはめに。
わたしが先に騙されておきましたので、みなさんは回避してくださいね!
食品を塗れ!は、だいたい効きません
ネットにあふれている「食べ物を塗る」という民間療法。
たとえば、蜂蜜、塩、梅干し、果てにはココアパウダー…。あと、緑茶でうがいするとか。
全部やってみたけど、普通に激痛だし、塗り方も難しく、患部を間違って刺激してしまったり。
そのわりに唾液ですぐに流れちゃって効果なし。むしろ粉状のものは、傷口を刺激してしまうのか、悪化する確率高いです。
唯一多少効果がある?と思ったのは「マヌカハニー」という、殺菌能力の高いハチミツです。でも、痛いわりにやっぱすぐ流れちゃう。
これを食べろ!も、即効性なし
口内炎に効く食品は、口内炎ができてから食べても即効性はなし。
レバーとかかぼちゃとか、もそもそして食べづらいし…痛いし…というか、食べ物って全部沁みるし痛いよね?!
でも、かといって絶食はだめです。
口内炎を治してくれるのは身体なので、身体が働くためのエネルギーを送ってやらないといけません。
口内炎がひどいときの食事は、うどんなどの食べやすくて消化の良いもの、プラス、マルチサプリを飲むのがおすすめ。
それも食べられないなら、ウィダーインゼリーかメイバランスなら摂取しやすいです。
そして、チョコラBBなどのビタミン剤と、「美肌を作る!肌代謝を上げる!」みたいなコラーゲン系のサプリメントを服用すると、ベストです。
あと、食事の30分前くらい前に鎮痛薬をのむと、痛みが減って食事しやすくなります。
鎮痛剤は、「ロキソニンF(胃にやさしめのロキソニン)」ってやつが個人的におすすめです。
睡眠をとる?眠りすぎには注意
一般に、身体のどこかを治したい時には、十分な睡眠は必要。
睡眠不足はもちろん口内炎を招きますが、でも、口内炎を治したいときには、寝れば寝るほど良いというものでもないです。
なぜなら、睡眠時には口内を浄化してくれる唾液の分泌が、大幅に減ってしまうから。
睡眠時間が長くなるほど、口内は渇き、菌は増え、口内炎は悪化しやすくなります。
これは試行錯誤のなかで体感したことですが、何時間も眠りつづけるより、睡眠は6時間ほどでも、睡眠の質を上げたほうが治りが早かったです。
・寝る前にスマホやテレビは見ない。
・食事や入浴は、眠る2~3時間前には済ませる。
・カーテンを閉めたりアイマスクを使ったりして、睡眠時の視界を真っ暗にする。
・日中に、疲労しない程度の適度な運動をしておく。
それだけでも身体が休まり、身体修復の効率がよくなって、結果、口内炎の改善につながります。やってみてください。
ケナログは、ステロイド
ネットで口内炎に効くとよく紹介されている「ケナログ」という塗り薬。内科や歯科医で口内炎を相談すると、たいてい処方されます。
強力なものではありませんがステロイドが含まれているので、長期間使い続けると、副作用で徐々に薬の効果が出にくくなっていく可能性があります。
なので、慢性的に口内炎になる人は、我慢できる程度の口内炎の時は極力使わないほうがいいかと思います。
緊急の場合のみ、就寝前の清潔な患部に、綿棒とかでトントン塗るといいです。
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即効で痛みを鎮め、早く治す方法。
さて、おまたせしました。
「どうしても、一瞬でも早く痛みを鎮めたい!一日でも早く治したい!」って方はこれを試してください。
抗炎症作用と高い殺菌能力をもった洗口液
ためしてガッテンで紹介していた「洗口液を使う」という方法は、かなり効果的です。
洗口液といえば「リステリン」とか「コンクールF」が有名みたいですが、わたしのオススメはこれ。
「モンダミン メディカルケア」
これを使うと、その後しばらくは痛みが消える。
そして、明日か明後日には痛くなくなる。
洗口液は5、6個試したけど、これは「リステリン」より沁みないし、一番効果がありました。
すごいぞ!!!!!(アース製薬の回し者ではありません)
【オススメ使用方法】
パッケージに書いてある通り、約20~30秒しっかり口中すみずみまでブクブクしてください。
結構しみるので涙がでてくるけど、この20秒に耐えれば、その後半日くらいはあんまり痛まない。
歯磨き→気になるところを歯間ブラシ→20秒ブクブク→もう一度20秒ブクブク→軽く水で口の中をゆすぐ。
これを夜寝る前にすると、次の日の朝にはほぼ100パーセントの確率で痛みが激減している。
これは本当に劇的だなと感じたので、ぜひ試してみてください。
歯磨きのポイント
口内を清潔にした方が確実に治りは早くなるので、歯磨きは隅々までやってください。
ただし、その時気を付けてほしいことがあります。
- つぶつぶの歯磨き粉は刺激になるので、刺激の少ない歯磨き粉を使うか、何も塗らずに磨く。
(オススメは、刺激が少なく殺菌力のある「コンクール ジェルコートF」)
- 患部はなるべく、歯ブラシで刺激しないように。
- 治療して被せものをした歯は、口内炎の原因である雑菌の温床なので、念入りに。
- 歯間の汚れも、雑菌の温床。歯間ブラシで取り除きましょう。
歯磨きは必ずやってほしいのですが、患部を傷つけて悪化させては本末転倒なので、無理のない範囲でおこなってください。やさしく、時間をかけて丁寧に。
どうしても今すぐ痛みを鎮めたい時は、ロキソニンがいい。
このあとプレゼンで、たくさん喋らなきゃいけない。とか、
大事な人との食事なのに…。とか、
どうしても!!!今すぐ!!!って時には、「ロキソニン」を飲んでください。
胃薬があれば、一緒に服用したほうがよいです。
わたしもいつも、声優の仕事があるのに口内炎が治まらない!って時には、収録の30分前にロキソニンを飲んでます。
2~3時間は、痛みが鈍くなるので、なんでも喋れます。無敵です。スーパーマリオでスターを取ったときみたいなかんじ。
ただし乱用すると、胃腸が荒れて口内炎が悪化する原因になるので、用法はきちんと守ってくださいね。
ロキソニンがなかったら。唾液の分泌方法
でもロキソニンなんて持ってない!買いに行く余裕すらない!なんて方は、とにかく患部を唾液で潤しましょう。
唾液で潤すと多少痛みをやわらげことができ、治癒を早める効果も。
【唾液の分泌方法】効果がある順に並べます。
- 水分をこまめに摂取する。
- フリスクなどのノンシュガータブレットをなめる。(あめやガムより良いです。飴は雑菌のエサになる糖分が含まれているし、ガムは咀嚼によって患部を噛んでしまうこともあるので。)
- レモンや梅干しなどすっぱいものの味を、とにかく思い出す。(実際に食べるのはおすすめしません。酸性の食品なので。)
- ツボ押しをする。耳たぶの下(あごの付け根のくぼみ)と、手のひらの中指の付け根にツボがあります。多少は効果あり。
とにかく口内を唾液で潤すと、口内炎が早く治ります。
仕事中や外出先でもできることなので、実践してみてください。
徹底予防!口内炎を寄せ付けない。
慢性的に口内炎ができてしまう人。
これは体質の問題なので、根本的に改善する方法は今のところ誰にも分からないみたいです。
なので、口内炎を予防するための、簡単な"行動習慣"を身に着けましょう。
一番効果的な予防法「定期クリーニング」
「歯医者さんに定期的にクリーニングに行く」
これが、実は一番予防に効果がありました。
クリーニングしてから3か月くらいは、全然口内炎ができない。
忙しくてなかなか行けない人も、暇を見つけて行ってみてください。
※口内炎があるときに行くと、洗浄液がしみて痛いので、できてない時がチャンスです。
栄養の吸収率を高める
個人的な見解ですが、生まれつき口内炎ができやすい人は、痩せ型の人や、肌荒れにも悩んでいる人が多いです。
しっかり栄養を摂取しても、体質的に体内に吸収されにくかったり、栄養が行き渡らなかったり。
なので、日頃から栄養バランスの良い食事や、ビタミン剤を飲むことに加えて、身体の栄養吸収効率を上げないといけません。
効率をあげるには、この二つのことを意識しましょう。
- 消化・吸収器官の働きを良くする。
- 身体のめぐり(水分や血液の循環)を良くする。
そのために・・・
- 食事はよく噛んでたべる。
- 白湯や温かい飲み物をのむ。朝起きた時に飲むと、お通じもよくなるのでおすすめ。
- 冷たいものや、辛いものなど、胃腸に負担がかかるものは控える。
- 水をこまめに摂取する。常温で、砂糖や「果糖ブドウ糖液糖」を含まないものがベスト。
- できれば朝・晩、ゆっくりと軽いストレッチやマッサージで血行をよくする。
というのが、わたしが実践している方法です。
毎日やらなきゃ!って感じだとストレスになるので、「あ、やろう」って思ったときに実践できれば十分です。
(余談。もしかしたら他にもあるかも?と思って「栄養吸収率 高める」とかのワードで検索したら、「消化酵素がいいぞ~」「酵素のサプリを買え~」って記事がごまんと出てきてうんざりした。)
ストレスをためずに、質の良い睡眠をとる
体感的にですが、ストレスは、やはり口内炎の発生に少なからず影響があるみたいです。
わたし自身、仕事や恋愛がうまくいってる時は出来にくいし、毎日にうんざりして生活が乱れている時は複数できてしまう時も。
「ストレスを感じちゃダメ」と言われても人間でいる限り無理だと思うので、自分なりに発散できる方法を見つけておくとよいと思います。
そうすれば「あ、疲れがたまってるな。口内炎ができそうだ」って時に対処できるので。
ちなみに、わたしはお風呂場で30分くらい単独ライブします。
そして、睡眠のくだりでも書きましたが、心身の状態を修復するためにも、質の良い睡眠をとりましょう。
まとめ 癌の可能性?
わたしの20年の集大成は、いかがでしたか。
声優という職業柄、自分の口内炎体質には、かなり本気で悩んだ時期もありました。
ネットには「癌」の可能性もあるとか書いてあるし、これって病気なのかな、とか。
でも、今も普通に元気に生きてます。
最近は、自分の軽い持病みたいなもんだと割り切って、うまく付き合えるようになりました。
あなたの口内炎が少しでも改善したら嬉しいです。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。