目指そう!声優

あかり先生と一緒に、プロの声優を目指す指南ブログです。

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「声優に、枕営業ってほんとにあるんですか?」

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みなさん、こんにちは。

今日は声優業界の闇「枕営業」についてのお話です。

声優になりたい!という女の子に知っておいてほしいことを、全部書きます。
男の子にも役立つ…?かも?

そんなに長い記事にはならない予定です!

【目次】

枕営業ってナンデスカ?

みなさんは「枕営業」という言葉を聞いたことはありますか?

「枕営業とは」で検索すると、最初にでてくるのはこんな言葉。

枕営業(まくらえいぎょう)とは、業務上で付き合いのある人間同士が、性的な関係を築くことによって、物事を有利に進めようとする営業方法のことである。

枕営業とは - 日本語表現辞典 Weblio辞書


平たく言うと、一方が仕事や権利を渡すかわりに、もう一方は自分の身体を売る、という行為・関係のことです。

声優業界に置き換えるならば
制作・音響の男性が仕事を渡す代わりに、女性声優が身体を売る、となります。
男性女性逆の場合も稀にあるかもしれませんが。


枕営業は、「不道徳であり、ズルい行為である」と認識する人が多いです。

だから大っぴらにする人はなかなかいませんが、
ネットで検索すると、根も葉もない下世話な噂話がたっくさん出てきますよね。


でも…

「正直、枕営業なんてそんなに無い」ですよね…?

って思っている声優志望さんが、大半だと思います。

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憶測ですが、「自分には関係ないんじゃないかな~」って、なんとなく思ってる方が多いのではないでしょうか。

ですが、はっきり書いておきます。


枕営業はあります。


あなたも、声優を目指しつづけていれば、出会う可能性は大いにあります。
同期や知人が、という場合もあるし、あなた自身がそうなる場合もあります。


ただ、誤解を招かないように言っておきたいのは、すべての声優さん・制作人がそうしているわけではないということ。

まっとうな人もいっぱいいます。


でも、自分の権力を使って性的なことを要求する大人も、たくさんいます。
そして、それに応える役者もたくさんいます。

声優業界は華やかなお仕事ではありますが、腐った沼のような場所が点在しています。
その数は、想像以上に多いです。


そんなの「個人の自由」じゃないか、と一蹴することもできるのですが、わたしは声優志望のみんなに、この事実をきちんと伝えたいです。

なぜなら、そのせいで

自分の心や身体、夢までも壊されてしまった女の子を見てきたから。


大げさな言い方に聞こえるかもしれませんが、事実です。

承諾する側も「その一晩だけ耐えれば大丈夫…」と軽く捉えるのかもしれませんが、そんなに単純な問題でもありません。



以下のようなことが、起きるからです。


・望まない行為によって、精神が大きく傷つけられる。

これは誰でもそうだと思います。
自分が汚れている感じがする、親に申し訳ない気がする、自分のことを大切にできなくなった…。など。
それがきっかけで病んでしまった同期がいました。


・行為を、他人に吹聴される

飲み会の席で「あいつはすぐ股ひらくから~」と言いふらしていた某音響。怖かった。
それから「あいつ」と言われていた子を、そういう目でしか見られなくなってしまいました。
本人は、言いふらされてることに気づいていたのかな…。分かりません。


・写真やビデオを撮られる

このパターンは知り合いにはいないのですが、可能性は大いにあります。
弱みを握られている状態なので、たいした仕事がもらえなくても反発できない。
どこかに流されているかもしれない、と考えるだけで怖いですよね。


・妊娠させられる

同期の元同期、の話です。
妊娠させられて、病んで、声優を目指すのもやめたと言っていました。
相手はすごく大手の事務所のマネージャー。
今も働いているのかは分かりませんが。

大人のくせに避妊しないとか頭おかしいだろ…って思いますが、仕事をエサにして性行為を求めてくる時点で、完全に「モラルのない人間」なので、最低限の常識すらも通用しないのでしょうね。
こういう大人は「中絶すればいいじゃん」と思ってるのかもしれませんが、中絶は「手術」です
女性の身体に傷がつく可能性もあるし、お金もかかります。そして、ひとつの命を消す行為です。



…そして、そんなに傷ついてまでとったお仕事でも、その大きさはたかが知れてます。

昨今の制作は「個人のちから」よりも「お金のちから」が重視される傾向にあるので、よほどの権力者でない限り、新人をねじこめる役どころなんてそんなに持ってないんです。

声優を目指す女の子に伝えたいこと

芸能界の枕営業は、一時期よりは減ってきたのでしょうが、まだまだ根強くあります。

ハリウッドでも女優たちがやっと声を上げましたが、これで古くて薄汚れた考えを持った人間が全員死んだわけではありません。
奴らは今も生きて、仕事をしています。

日本の芸能界も、声優界も同じです。


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ですが枕営業は、求める側だけでは成立しません。
受諾する側が一定数いることもまた、事実です。

「どんなことをしてでも、仕事がほしい」という、その気持ちは分からなくもないです。

わたしも「あのお誘いを断らなければ、今は違った人生だったのかな…」と考えることもあります。
でも嫌なものは嫌だし、枕した同期も結局ちょい役一本だけだったので、結果、やらなくて正解でした。


人生の選択は、自分の自由です。

枕営業をするも、しないも、自分の自由。
嫌だと思ったら、全力で逃げたほうがいいです。
知恵と足をつかって、逃げてください。

でも、「どうしても…!」って時が来るかもしれません。

上から言われて、逃げられないとか、
どうしてもこの仕事が欲しいとか。

何度も言いますが、わたしは、できれば身体の関係は避けてほしいです。

飲みの席で会話を弾ませまくって煽てまくれば、あなたのことを気に入ってくれるかもしれないし。
なにか違う方法があるかもしれない。


それでも、どうしてもって時は。
自分が壊れないように、身体と心を守ってください。

冷静な判断ができるように、お酒を飲みすぎない。
万が一に備えて、避妊薬を持っていく。
カメラやビデオには絶対に写らない。こっそり取られるかもしれないので、できれば寝ないで。

それと、もし「無理矢理された!」という場合は、一刻も早く病院(できれば婦人科)へ行ってください。避妊の処方をしてもらいましょう。
悲しいし悔しいかもしれないけど、お医者さんには理由を話したほうが良いです。
最近は女性のお医者さんもいます。
何かあった時のために前もって調べておくと安心です。

また、24時間以内に病院へ行けば、相手の体液を検出できる可能性があります。
それを証拠に、戦うこともできます。(傷をえぐってしまう可能性もあるので、「勇気があれば戦う」でいいです。)


しかし枕営業が合意の上の性行為と見なされた場合、誰も守ってくれません。

そのことは忘れないでください。

せっかく「声優になりたい」っていう素敵な夢を持ったのに、こんなことで夢が壊れてしまうのは、悲しすぎます。


業界には、セクハラ発言するオジサンとか、やたらボディタッチしまくる女とかは普通にたくさんいますし。
「あ、こんな汚い人って、ほんとにいるんだ…」っていう人間もゴロゴロいます。


あなたが危機に直面した時、この記事のことを思い出してもらえたらと思います。

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