みなさん、お元気ですか?
あかり先生です。
今日は、先日TwitterのDMでいただいた質問への回答を、記事にまとめてみました。
声優志望者さんからの「生の声」の質問なので、きっと同じような悩みをもっている方の参考になると思いますよ!
【質問】「声に芯がない」のは、どうしたらいいですか?
先日、こんな質問をいただきました。
「自分でボイスサンプルを録ってみたのですが、なんだか自分の声に芯がないような感じがします。どうしたらよいでしょうか?」
たしかに、今プロとして活躍している声優さんは、声に芯がある方ばかりですよね。
声に芯があると、よく通って、聞き取りやすい。
そして何より、声が目立ちます。
声を使った商売をするのだから、地味なままの弱い声では、商品として成り立たないですよね。
せっかくボイスサンプルを作るなら、自分の「声優としての商品価値」をアピールしましょう!
同じような悩みのある方は、以下の回答をぜひ参考にしてみてください!
【回答】「芯のある声」のボイスサンプルを録るには!
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その質問にたいして、わたしはこんな回答をしました。
こんばんは!
ご質問ありがとうございます。
あなたのボイスサンプルをお聞きしていないので、もしかしたら見当違いなアドバイスになってしまうかもしれませんが、わたしの考えをお伝えします。
ちょっと長くなりますが、良かったら実践してみてくださいね!
まず、録音して「声に芯がない」と感じる場合は、2つ原因が考えられます。
①ひとつめは、録音機の問題。
スマホで録音とのことですが、録音機のスペックが低いと、収録できる音のデータ量が少なくなり、「音が薄い」ように感じることがあります。
スマホがiPhoneなら、マイクに口をかなり近づけた状態で、iPhoneの上部側を少し下げて、録音してみてください。
少しはマシになるかもしれません!
※ただ、マイクを吹かないように注意してください。「マイクを吹く」というのは、喋るときの息がマイクに吹きかかってしまい、ボワッ、ボフッという音のノイズが、録音データに入ってしまうことです。少し口とマイクの角度を変えると、軽減することが多いです。
Androidなどその他のケータイなら、そもそもの機種の録音スペックが低い可能性が考えられます。
お金はかかりますが、PCMリニアモードで録音できるボイスレコーダーを買って録音するか、スタジオで撮った方が良いかもしれません。
②ふたつめ。
もしかしたら、あなたの声の「音圧」が低いのかもしれません。
分かりにくいかもしれないのですが、一応ご説明しますね!
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よく誤解されやすいのですが、音圧は「音量(単なる声の大きさ)」とは違います。
「響き」という言葉の方が近いかもしれません。
声が「身体とどの程度共鳴しているか」によって音圧の大きさは変わります。
ハミングって分かりますか?
ふんふ〜ん♪って鼻歌を歌うときの音の出し方のことです。
ハミングを「ん〜〜〜っ」と何秒か伸ばしてみると、なんとなく喉とか鼻のあたりが震えている感じがしませんか?
それが共鳴です。
人間は、喉や、鼻腔、頭部、胸などに声を共鳴させて、響かせることができます。
より多くの場所で、深く響かせると、音に厚みが出てきます。
これは自分でハミングを研究してみて、共鳴の感覚を掴む必要があります。
一週間くらいで自在に共鳴できるように人もいるし、半年以上かかる人もいるけど、研究しつづければ音圧は変わってきますよ!
そしてもうひとつ大事なのが、その共鳴した声を、腹式呼吸で外へ届けること。
おへその下あたりから、空気を送り、喉で音になって外へ出て行く…というイメージです。
これを「声をお腹で支える」なんて言ったりします。
イメージするだけでも変わったりするので、やってみてください!
長々書いてしまいましたが、参考になりそうでしょうか?(>_<)
というような回答をお送りしました。
皆さまは、参考になりそうでしょうか?
声も、喉も、人によって違います。
なので「この方法で必ず改善する!」という断定はできませんが、やってみる価値はあると思いますので、ぜひトライしてみてください。