みんな、元気かしら?
最初の記事では「声優になる方法」についてレクチャーしていくわ。
アドバイスなんかも交えながら、お話していくわね。
【目次】
- はじめに
- ①「一般公募の作品オーディションに合格して、そのままデビューする」方法
- ②「事務所の所属者オーディションに合格して、デビューする」方法
- ③「専門学校(スクール)や養成所で学び、卒業後、各事務所の所属オーディションに合格して、デビューする」方法
- まとめ
はじめに
声優になるには、大きくわけて3つの道があるわ。
①一般公募の作品オーディションに合格して、そのままデビューする。
②事務所の所属者オーディションに合格して、デビューする。
③専門学校(スクール)や養成所で学び、卒業後、各事務所の所属オーディションに合格して、デビューする。
デビューが早いのは、①か②。
早くデビューしたいなら、さっさとオーディションに受かっちゃうことね。
でも、オーディションに受かるのは、ほとんどが演技や歌の経験者。
演技の方法も発声の仕方も学んでいない初心者さんにとっては、かなり厳しいわ。
声優の勉強をしたことがないのなら、まずは専門学校や養成所を目指すのが、賢い選択じゃないかしら。
では、①〜③の方法について、詳しく解説していくわね。
①「一般公募の作品オーディションに合格して、そのままデビューする」方法
作品オーディションというのは、作品の制作が既に決定していて、「そこに登場するキャラクターに合った声を探す」ためのオーディションよ。
過去に有名なものは、マクロスシリーズの歌姫オーディションや、ミルキィホームズのエリーを探せオーディションかしら。
作品オーディションの一般公募は、かなりレア。
倍率も相当高いわ。
だけど、大きな作品に出演が決まれば、一気にシンデレラガール・シンデレラボーイになれる大チャンス!
ただし、募集要項はきちんと読むこと。
合格したら、提携している事務所へ所属するケースが多いわ。
未成年は親御さんの許可が必要なので、きちんと相談して、許可を得てから応募しなくちゃダメよ。
さて、
オーディションを受けるには、オーディションを探すところからスタートよ。
オーディションの情報は、主にインターネットで知ることが出来るわ。
あるいは、本屋さんで売っている『月刊オーディション』などの雑誌にも、声優オーディションの情報は載ってるわね。
履歴書も付いてるし、オーディションの基礎知識なんかも特集されてるから、買って損はないわ。
ネットで探すのなら「声優 オーディション」で検索すれば、かなりの情報を得られるはず。
オーディション情報をまとめているサイトもあるから、参考にすると便利よ。
常に情報を見逃さないように、ブックマークしておくといいわね。
気をつけてほしいのは、中には「悪質なオーディション」もあるということ。
オーディション詐欺や、オーディション商法と呼ばれるものね。
いずれ詳しく記事にまとめるわ。
怪しいと思ったら、必ず親や周りの人と相談すること。
ヤバイと思ったら、逃げること。
いずれ、詳しく記事にするわね。
②「事務所の所属者オーディションに合格して、デビューする」方法
所属者オーディションは、声優事務所が定期的に、「事務所の所属声優、または、すぐに所属声優になれそうな人材を探す」ためのオーディションよ。
こちらの方法も、デビューにはかなりの近道だけど、倍率は高いわ。
作品オーディションよりはマシかもしれないけどね。
有名なのは、81プロデュースが毎年夏に開催する「81オーディション」や、
大沢事務所、シグマ・セブン、ケッケコーポレーションなどが開催するオーディションかしらね。
かなり難関だけど、合格すると、事務所に「所属、準所属、預かり」などの高待遇なランクで迎えられるの。
お仕事を回してもらえる確率は高いわ。
大手事務所マネージャーの「推し」になることができれば、どんどん現場に出してもらえるわよ。
ただ、同じ「合格」でも、「養成所合格」という合格ランクもあるの。
「あなたは、当事務所の付属養成所の、○クラスに合格されました。おめでとうございます。」
というような。
これは、ハッキリ言って、その事務所からあまり期待されていないわね。
入所金免除、授業料割引などの特典がついた合格ならまだしも、
単に入所案内だけなら、入所は見送った方が身のためだと思うわ。
なぜなら、養成所生をカモにして、儲けている事務所もたくさんあるから。
そういった「養成所ビジネス」については、また後日、詳しく記事にするわね。
ちなみに、事務所オーディションは、すべての事務所が行っているわけではないの。
「どうしてもここに入りたい!」って事務所がある人は、その事務所が所属者オーディションが行っているかどうか調べる必要があるわよ。
③「専門学校(スクール)や養成所で学び、卒業後、各事務所の所属オーディションに合格して、デビューする」方法
少し時間はかかるけど、一番堅実な方法は、これね。
声優やお芝居の勉強をしたことがないのなら、まずはスクールに通うのがおすすめ。
専門学校と、事務所の付属養成所があるけれど、どちらを選んでも一長一短ね。
しいて言うなら、
「どうしてもその事務所に入りたい」というのならば、そこの付属養成所へ入るのが近道。
「いろんな可能性を考えたい」「特にこだわりはない」のなら、専門学校へ入るのが一番良いんじゃないかしら。
また、特定の専門学校からしか、入所できない事務所もあるわ。
入りたい事務所に付属養成所がない場合は、各専門学校のパンフレットを見て、卒業生の進路先にその事務所があるかチェックしてね。
専門学校と養成所の違いは、簡単にまとめると、こんな感じね。
【専門学校】
長所
・最終的に、自分を気に入ってくれた事務所に入ることが出来る。
・先生がたくさんいるので、多彩なノウハウを学べる。
・同級生や卒業生が多いので、業界に知り合いが増える。
・認可校ならば、短大卒資格が取れる。
短所
・とにかく生徒が多いので、先生の指導が行き渡らない。
・行事(舞台発表)などで、時間やお金がかかる場合がある。
・先生によって教えることが違い、混乱することも。
【付属養成所】
長所
・養成所期間中でも、気に入られれば事務所所属に上がることが出来る。
・マネージャーが見に来ることもあるので、頑張れば仕事に直結する。
・長い目で見てもらえる。
・金額が比較的安い。
短所
・その事務所に気に入られなければ、ずっと所属になることはできない。
・先生は少ないので、教える内容に偏りができてしまう。
・専門に比べ、舞台など、人前に出る経験が積みにくい。
もちろん、この情報だけで、どちらにするか決めるのは早すぎるわ。
これは参考程度にしてね。
進路を選ぶうえで大切なのは、
各学校のパンフレットを請求したり、説明会や見学、体験ワークショップに行って、
「自分の肌に合う」
「ここで学びたい!」
と思える所を見つけること。
自分の進む道は、自分の意思で決めること。
これは声優になるにあたって、この先ずっと大切なことよ。
まとめ
以上の3パターンが、声優デビューするためのポピュラーな進路かしら。
もちろん他にも声優になる方法はあるわ。
子役出身者の声優には、浪川大輔さん、坂本真綾さん、悠木碧さん…など、挙げたらキリがないくらい、たくさんいるし。
聞いた裏話だけど…、
花○夏樹さんは、事務所に出向いて、直接入所を申し込みに行ったという話もあるわね。
ニコニコ動画での活動が目に止まって、レッスン生に編入したそうだけど…。
まあ普通の人なら、99.9%、門前払いにあうわよ。
また、アイドル出身の秦佐和子さん、モデル出身の小林ゆうさん、などなど…。
必ずしも他人と同じ進路で声優になった人ばかりではないわよね。
最近は、声優業界も色んな人材を探しているわ。
どこにチャンスが落ちているか分からない。
常に自分を磨き続けていきましょうね!