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あかり先生と一緒に、プロの声優を目指す指南ブログです。

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あなたの夢を喰い物にする【養成所ビジネス】の実態

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もしあなたがどこかの養成所に入るなら、
「こいつを所属させないのは逆に損失かもしれない」
と事務所に思わせるくらい、実力を磨かなければならない。

その覚悟がないまま入所すると、あなたは単なる金づるで青春を終えてしまうことになる


こんにちは。
今日は、一部の人からは「声優業界の闇」なんて呼ばれている「養成所ビジネス」についてお話します。

そもそも皆さんは、「養成所ビジネス」という言葉を知っていますか?
「スクールビジネス」あるいは「養成所商法」などとも呼ばれていますね。

親の七光りやアイドル・モデル出身ではなく、一般のルートから声優を目指すのならば、絶対に知っておいてほしい言葉です。


養成所ビジネスとは、平たく言えば、
声優事務所(芸能事務所)が、事務所の付属養成所に通う人々のレッスン費を集めることで、事務所の運営費用を捻出すること。


要するに、
声優になりたい人を金づるにする
ビジネス。

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もちろん、人材を育てる目的で養成所を運営している善良な事務所もたくさんあるのですが
声優志望のあなたが養成所ビジネスのせいで後悔することがないように、記事にまとめることにしました。
ぜひ参考にしてくださいね!

養成所ビジネスの仕組み

養成所での一人当たりの授業料は、安いところでも年間20~30万、高額なところは年間100~200万くらいです。
できるだけたくさんの養成所生を募れば、それだけ事務所の収入は増えます。

養成所生はその事務所に所属したくて、養成所に入所するけれど、
どれだけお金を払っても、絶対に所属できる保証はない。

当然、事務所側にも所属させる義務なんてないから、誰からも文句は言われない。


むしろ、
「君は、もう少しレッスンすれば絶対に伸びる。だからがんばろう!」とか、
「もう少し上手くなったら、所属にしてあげるんだけどなぁ!」とか、

マネージャーや講師たちは養成所の人に、優しい言葉をかけて機嫌をとり、なるべく長くその養成所に通わせ続け

ついでにオプションの有料ワークショップなどにも通わせて

レッスン費を払わせるだけ払わせる。

そして最後には「所属はさせられません!だって君は実力が足りないから!残念でした!」と通告して捨ててしまう

…っていうのが、事務所としては一番儲かる方法ですね。



「養成所生をできるだけ多く通わせ、所属者をできるだけ少なくするのが一番儲かる。」


建前では「みなさんのことを大切に育てたい!」とか言ってても、これが本音なんじゃないかと思います。
だって事務所もお金を稼ぐために設立された、立派な会社。ビジネスですから。

で、事務所側としては、養成所生の中に「原石」がいれば、ラッキー♪って感じだと思います。

なんというか、けっこう、あくどい。

なぜ養成所ビジネスはなくならないの?

なぜこんな半ば詐欺のようなビジネスが横行するのかと言うと、
芸術には点数がつけられないから。だと思います。

大学受験や資格試験のように「このテストで何点以上なら合格」などという「所属までの明確な基準」が設けられていない。
点数をつける側の“感覚”による判断で、あなたの人生は決まってしまう。

それまでどれだけたくさんのお金を払っても、マネージャーに「あなた不合格」といわれたら、養成所生は反論できません。

大学受験や資格試験なら「でも自分は自己採点したら、合格点以上をとっているはずなんです。不正や採点ミスがないか調べてください」と申請できるけど、養成所では「実力が足りないのか」と受け入れる以外の選択肢がない。

だから誰からも文句を言われずに、堂々と養成所ビジネスができるのです。


これはもちろん、声優に限らず、俳優や女優、歌手なども同じ。
付属の養成機関がある事務所は、ほとんどが同じ仕組みの資金繰りをしている事務所と考えて構わないかもしれません。

つくづく、芸能界って残酷な業界だなと思いますね…。



だから、最初に書いた通り、もしあなたがどこかの養成所に入るのならば、
「こいつはすごい!こいつを所属させないのは逆に損失かもしれない!」
と事務所に思わせるくらい、実力を磨かなければならない。

その覚悟がないまま入所すると、あなたは単なる金づるで青春を終えてしまうことになります。

そのためにも、毎日を大切に自分を磨いていきましょう!

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